映画「Anniversary アニバーサリー」
「アニバーサリー」は、メディコム・トイの設立20周年記念の映画です。「アニバーサリー」をテーマに5つの短編で構成されるオムニバス映画です。5つのエピソードは最後・・・。
笑えたり、ほっこりしたり、泣けたり、いい映画だと思います。
映画「アニバーサリー」の監督
- 本広克行監督
- 佐々木敦規監督 「ハッピーバースデー」
- 高橋栄樹監督 「記念日が行方不明」
- 萩原健太郎監督 「50 年目のシンデレラ」
- 森谷雄監督 「#地上 300m のタダオ」
萩原健太郎監督
2017年夏、公開予定の映画「東京喰種」の監督。「東京喰種」が初の劇場長編作品です。ショートフィルム、TVコマーシャルの演出を中心に活動し、ショートフィルムで賞を獲得するなどの経歴を持っています。「アニバーサリー」では「50年目のシンデレラ」を監督。
森谷雄監督
テレビドラマを多く手掛けるプロデューサー、2015年「サムライフ」で監督デビューしています。「アニバーサリー」では「#地上 300m のタダオ」を監督。
高橋栄樹監督
THE YELLOW MONKEYやAKB48のMVを手掛ける監督です。「アニバーサリー」では「記念日が行方不明」を監督。
佐々木敦規監督
バラエティなどのディレクターとして活躍し、ももいろクローバーZのステージ演出なども手掛けます。「アニバーサリー」では「ハッピーバースデー」を監督。
ハッピーバースデー(ネタばれ)
鈴木福くんがとにかく可愛い。鈴木福くんと若葉竜也さんと玉井詩織さんとの関係で笑えたり、東京03の飯塚さんで笑ったり、でも最後はほっこりして、ちょっと泣ける映画です。鈴木福くんの目的も子供らしくていい。お腹が大きいのにもちょっと笑えます。
生日快樂十分幸福(ネタばれ)
この映画始まった時はとても不快でした。私は深夜のラジオ番組、土曜のオールナイトニッポンのリスナーですが、深夜3時にラジオが静かに終わる時の感覚が好きです。「今日も終わったな」と静かな感動を感じた後に、3時からのパーソナリティーが甲高い声で話し始める。その声を聴くと不快に感じるのです。それと同じく、1話目がほっこり終わった後に、最初は、映画監督(役)の声が不快でした。
台湾で「アニバーサリー」というテーマで映画を撮るためにカメラを回し始める監督。監督はどんな風にでも映画を撮れるだろうけど、映画を生み出すのって大変なのねという感想。2作目は難しい映画です。
記念日が行方不明(ネタばれ)
毎日記念日がある女の子、「毎日が記念日だと楽しいよね、ベッキーの‘今日のハッピー’みたい」と思っていると、そんな楽しい話ではない。記念日と走馬燈を合わせた作品。走馬燈で記念日の画が流れるかも知れないけれど、意味のない日と意味がある日がわかりにくいです。3作目も難解な映画です。
50年目のシンデレラ(ネタばれ)
俳優が素晴らしい。松原智恵子さんの歩き方。中村嘉葎雄さんが奥さんのことをちらりと話す。中村嘉葎雄さんは奥さんの話がふと出てしまったという感じだったので、奥さんの話はしたらダメでしょうと思いながら見ていましたが、公園辺りで、気になっていた松原智恵子さんの歩き方と表情で、何となくわかり始める。ちらりちらり映る中村嘉葎雄さんが持っている紙袋の中身が気になる。ああ、やっぱり・・・。
喫茶店で記憶が戻りますが、戻った時は中村嘉葎雄さんは松原智恵子に結構厳しい口調で話します。「奥さんに優しくでなかった」という感じで優しくできなかったことを後悔している様子で話していたのに、奥さんの記憶が戻り、奥さんが以前の口調で話し始めると「優しい口調」ではなく、以前の口調に戻る夫。夫婦ってこれだよねっと泣けるけれど、良かったという思いで映画終了。
#地上300mのタダオ(ネタばれ)
カッコいい女性と売れない芸人の話で今風。部屋もカッコいいし、部屋いっぱいのBE@RBRICKが素敵。メディコム・トイの設立20周年の映画としてはいい宣伝になるような映画です。インテリアばかりチェックしていたかもしれません。
結末にはすべてのエピソードが繋がります。
上映について
全国、順次上映とのことで、上映期間も上映映画館も限られています。