ジカ熱の影響 WHO 国立感染症研究所 厚生労働検疫所の見解


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中南米でジカ熱の流行

2015年5月にブラジルでジカ熱の発生が報告されて以来、2016年、ブラジルの21州他、中南米を中心に25の国へ爆発的な広がりがみせています。 ジカ熱は。1947年にウガンダにあるジカ森のアカゲザルから初めて分離され、1950年代はアフリカ・アジアの赤道付近の限られた範囲でしか知られていない感染症でした。

WHO ジカ熱で緊急事態宣言

世界保健機関(WHO)は2月1日、蚊が媒介する感染症「ジカ熱」について、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態にあたると宣言しました。

WHOのマーガレット・チャン事務局長は記者団に対し、国際的な協調体制が必要になると指摘。ただ、旅行や貿易の制限は必要ないと述べた。 WHOは前週、ジカ熱の感染は「爆発的に」拡大しており、米州だけで最大400万人が感染する恐れがあるとしていた。

ジカ熱の感染後に増えている疾患がある

ジカ熱との関係はまだ解明されていませんが、ジカ熱が流行している地域で、先天異常、ギラン・バレー症候群、その他の神経症候群や自己免疫症候群が増加しているそうです。

世界保健機関(WHO)および汎米保健機構(PAHO)の情報によりますと、ジカウイルスが流行している地域で、先天異常、ギラン・バレー症候群、その他の神経症候群や自己免疫症候群が増加しています。まだ、関連性は明らかではありませんが、注意が必要です。

2015年11月、ブラジル保健省は妊婦中のジカ熱感染者と胎児の小頭症に関連があることを発表。2010年から2013年の小頭症の患者は年150人前後だったのに対し、2016年1月までにブラジル国内で3893例の小頭症児が報告されています。(外務省ホームページより)

  • 小頭症の赤ちゃんや出産後の母親の羊水からジカウイルスが発見されていることからWHO(世界保健機関)は「関連が強く疑われる」としています。

また、ポリネシア、ブラジル、エルサルバドルでのジカ熱の流行時に、ギラン・バレー症候群の症例数が増加したことから、その関連性も疑われています。

ジカ熱と小頭症の発症について

小頭症とは、先天的に新生児の脳が小さく、脳の発達に遅れがある疾患です。 ブラジル保健省によると小頭症になる最も大きなリスクは妊娠初期のウイルス感染ですが、まだ明らかではなく、現在研究中です。

ジカ熱の国立感染症研究所の見解

国立感染症研究所は、流行国地域への渡航及び国内でのジカ熱の流行に関するリスクアセスメントを行った結果、「詳細な調査結果が出るまで、可能な限り妊婦の流行地への渡航は控えたほうがよいと考える」という見解を発表しています。

ジカ熱について

感染経路について

ジカ熱はジカウイルスによる感染症であり、ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに人が刺されると感染します。また、感染した人を蚊が刺した場合、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊に人が刺されると感染します。

潜伏期間(発症までの期間)

ジカウイルスに感染してから発症までの期間は、3日から12日です。ジカウイルスに感染後、2割の人が発症するとされています。

症状

ジカ熱の症状は、発熱(38.5℃程)、頭痛、関節痛、筋肉痛、班丘疹、疲労感、倦怠感で、2015年夏に69年ぶりに国内感染者を出したテング熱よりも軽症とのことです。

治療方法

現在、ジカ熱の特有の薬はありません。対症療法になります。ジカ熱とテング熱の症状が似ていることから、テング熱でないことが確認されるまで、アスピリンやイブプロフェンなどの解熱剤の使用を避けます。

ジカ熱が流行している地域で蚊に刺されて発熱が続く、または発熱後に発疹が出たなど、ジカ熱を疑う症状が現れた場合には、医療機関への受診を。

ジカ熱の予防

  • 網戸やエアコンが備わっている、または蚊を駆除しているホテルに滞在すること
  • 蚊取り線香は有効である
  • 長袖、長ズボンなどで皮膚の露出を少なくする
  • 肌が露出している部分にはDEETなどを含む虫よけ剤を塗る
  • 日焼け止めと虫よけ剤を塗る場合は、先に日焼け止めを塗ってから虫よけ剤を塗ること
  • ベビーカーには蚊張などを使用する

ジカ熱 オリンピックの影響

8月ブラジルではオリンピックを控えています。オリンピックでは多くの観客が集まることから更なる感染拡大が懸念されています。 リオデジャネイロでのオリンピック観戦を予定されてる方は十分な予防対策を行って、渡航して下さい。

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