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アレルギーの血液検査

アレルギー反応を起こす仕組み アレルギー
アレルギー反応を起こす仕組み
アレルギー
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アレルギーとは

普通の人にとっては何でもない物質でも、ある人が触れたり食べたりすると、赤くなったりかゆくなったりすることがあります。赤くなったりかゆくなったりする事をアレルギー反応と言い、その原因の物質が、アレルゲン(抗原)です。主に食物やダニ、ハウスダスト、花粉などが人にアレルギー反応を起こすアレルゲンとなり得る物質です。

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体のはたらき

体は、異物が入ってくるとそれを排除しようと免疫(抗体)を作ります。この働きは正常な働きですが、人によって過剰な反応を起こすことがあります。これがアレルギー反応です。

ある人は異物を排除するために特異的IgE抗体を作ってしまいます。この抗体はマスト細胞にくっついて、体の中に存在するようになります。この特異的IgE抗体を持っている人がアレルギー反応を起こす可能性がある人です。例えば、スギ特異的IgE抗体を持っている人はスギが体の中に入るとアレルギー反応を起こすのです。

アレルギー
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体の外からの異物に反応しアレルギー反応を起こす

特異的IgE抗体ができると、次に体の外からその異物が入ってきた時に特異的IgE抗体が反応します。その反応でマスト細胞によってヒスタミン等の化学物質が排出され、かゆみなどのアレルギー反応を起こします。

アレルギー
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アレルギーの血液検査

様々なアレルゲンに対する特異的IgE濃度を測定すれば、どんな物質がアレルゲンなのか推定ができます。血液検査は症状などにより、推定できるアレルゲンの項目だけを調べます。

アレルギー検査の費用

特異的IgE抗体の検査は健康保険が適応されます。健康保険の適応は数種類あります。

  • 検査項目を自由に選んだ場合、健康保険で一度に検査できる項目は13項目までとなっていて、健康保険の適応で5000円程です。
  • 33項目に限定した「MAST33」で検査した場合、健康保険の適応で5000円程です。
  • 36項目に限定した「View アレルギー36」で検査した場合、健康保険の適応で5000円程です。

上記の検査料に加え、初診料や検査診断料や採血料が加算され、保険適用で6000円程です。それ以上の項目を検査する場合は一件毎に、金額が加算されます。

※医療点数で1項目110点で、3割負担だと1項目330円程です。

乳幼児の血液検査

採血ができない赤ちゃんの場合は、指先の少しの血液でも検査ができます。アレルゲンの項目は卵白・牛乳・小麦・ダニ・猫・杉などです。

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アレルギーの検査結果

IgE抗体が陽性だとしても、必ずアレルギー症状がでるとは限りません。例えば、卵白の特異的IgE抗体が陽性だとしても、卵白を食べて何ともない人もいます。この検査は、その物質でアレルギーを起こす可能性があるということです。

またIgE抗体が陰性でもアレルギー症状が出る場合があります。それを非アトピー型といい、成人の50%はIgE抗体が検出されません。

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